外国人観光客に優しい日本に

今までの外国旅行の経験から、日本の状況を比較、改善のアイデアを上げてみます。

1)美術館めぐり
〇どの国も公共の美術館は写真撮影が可能ですが日本ではまず撮影は不可。
フラッシュを使うのは禁じられてますが、カメラの性能が向上しているのでフラッシュを使わなくても十分撮影は可能で、撮れない理由が不明。
⇒撮影解禁で観光客は減る恐れは少なく、インスタなどで情報が拡散し増えると思う。
〇どこも展示作品が多く、其々はゆっくり見られますが、日本では長い列に順番に回って鑑賞。(展示作品は小さくて少ない)
問題は日本の伝統的な主要作品は紙に描いた作品が多く、紫外線や湿気からのカビに弱い。
寺院では空調が効き難くカビにやられることが多く常時展示は難しい。
⇒理由を明らかにしてデジタル複写作品を展示するのも方法ではないか。
⇒海外作品崇拝だけでなく、日本人美術の紹介について、各美術館で連携して海外人に人気の作家の作品はどこかの美術館で集中的に展示し見られるようにする。
若冲にしても、コレクターが多すぎて1美術館で集中的に見る事が出来ない。
モネ、シャガール、マチス個人美術館など(著名な日本人画家が少ないこともある)
〇海外では施設内で軽食をとれるところが多いが、国内では施設内にはまず無い。
⇒甘味処など簡便なものをとれる場所を中庭などに設ける。
⇒ちょっと座ってお茶出来ればありがたい。

2)古い街並み、景色を味わう
〇中国も含め、保存地区に指定された旧市街地は外部改築はもちろん広告や看板も厳しく制限されていて、昔の雰囲気を残している。
日本では小規模の土産、お茶屋が隙間隙間に建てられ、のぼりや看板を出している。
木造建築で、戦災や地震、火事の影響から、大規模な古い街並みはあまりない。
改築、増築、新築の家や店舗にはさまれている。
⇒地元の商工会議所が中心になって整備しているようで、商売優先で古い街並みの
保存とは言い難い。
〇海外の城などは石造りで相当昔のものが田舎の雰囲気の良いところに残っている。
日本では木造のため落城すると焼失や、朽ちて土台しかないところが多い。
日本では明治維新、戦災、自然災害などもあり、辺鄙な地方の山城はほとんど土塁だけ残り、城は市中のものは鉄筋コンクリート造りで再建したものが多く、ビルや塔など近代的な建物が視界に入ってしまう。
⇒伽藍の公開等宗教会の理解と協力が不可欠。バチカンなどの施設公開基準も参考にしてはどうか。
〇自然の景色が小規模、繋がって見られるものが少ない。富士山、松島、宮島、華厳の滝

3)高くつく事がある。
〇海外はホテル料金は部屋割り。
日本では人数割りで、家族・グループ旅行では超割高になる。
⇒食事別2名素泊まりなら部屋割りの発想も出来るし、海外では主流。
3人以上はエキストベット料金請求もある。
⇒1階に炉端焼き店を開けば事足りる人も多いのではないか。
〇日本では夕朝食の定食がセットになったホテルが多く、どこの料理も似通っていて食費節約の方法が少ない。
⇒同じコース料理を3日も食えない。2泊目以上のお客への食事ケア。
山の上からの景色のいい部屋が絶対的なサービスとは言えない。
⇒宗教上、アレルギー等体質上食べられないものがあり、食事に含まれてはならない。

4)経験する
〇豊富な温泉資源の活用
⇒温泉の利用方法、食事の出し方を工夫しても良いのではないか、一昔前農閑期にそう豊かでもない沢山の農民が体のケアに利用し、自炊する設備もあった。
各地域に男女とも浴衣が使える露天風呂、もしくはプールを用意しても良いのではないか。
〇山と海が多いのだから、過ごせる・遊べることを提供する。
⇒疑似キャンプ、山歩き、=道具、材料の提供、ガイド

5)事前に細かな情報がつかめる事が一番重要
〇言葉の心配、日本語を喋る人は世界の少数派
⇒インターネットを見れば上の1)~4)について英語で情報がつかめる
⇒英語が通じればなんとかなる。英語が通じるレストランやインフォメーションセンターの場所が書いてある。
〇支払が心配
⇒使用可能なカード、スマホ決済など
〇移動方法
⇒AbcdからEfghi行のバスにXX分くらい乗り、Jklm停留所で降りて、YY分歩く。
⇒東京から、AAでBB行きに乗りAbcdまでZZ分。
*切符の買い方(入国して一番先にぶつかる課題)
行き先の発音が通じない。字が読めない。乗り物の最終行き先と行き先の関係と乗り方が判らない。
*田舎ではバス移動が必要。地方のバス停・時刻表は調べようがない。
タクシーを使うのは個人旅行ではちょっと贅沢、レンタカーは初めての国では怖い。
⇒民間業者が来日国別に東京、大阪、仙台、博多から日帰りや1泊ミニバスツアーを用意する余地は沢山あると思います。
〇ホテル利用
⇒最寄の駅、バス停からの歩き方、駅を出たときの位置と方向がわからない。
到着が深夜になると泥棒と予約キャンセルが心配。
⇒そのホテルにどうしても泊まりたい人よりも、旅の目的のために泊まる方が多い。
⇒インターネットで部屋の中、施設、料金、食事の内容、宗教上の禁忌物を除く事等が英語でチェックできる。
⇒英語が通じるスタッフがいる。
〇ネット利用
:入国して最初の乗り物に乗るまでにスマホが使える事。
空港に携帯会社はほとんど無い。
⇒空港、駅で使い切りSIMカードを販売する=パスポートコピー等の条件を付けても良いのではないか。

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