下流老人Ⅱ
65第時に3000万円の預金が無いと下流老人になるという記事を見かけます。
これが事実とすると、これからは殆どの人が下流老人になってしまうので、預金がこれ以下の人でも、もはや下流ではなく普通なんです。
人との比較で下流にはなりたくないと心配しても、しょうがないことです。隣の家と同じようであれば、別に悩む事ではなく普通なんです。暮らしは厳しいけど、みんな厳しければそれが普通。
総務省統計局によると
世帯主が60歳以上の高齢者世帯では、現在の貯蓄額の平均が2,396万円だそうです。中央値では1,592万円」になるそうです。また、貯蓄額100万円未満が一番多く高齢者世帯の8%を占めているようです。
平均貯蓄額を押し上げている、とんでもないお金持がいますが、4000万円以上が18.6%、3000~4000万円が8.8%、2500~3000万円貯蓄世帯が6.8%だそうです。
4000万円以上18.6%の世帯が上流、2500~4000万円15.6%が中流でしょうか?
中流と上流の境目はもっと上で中流世帯が25%、上流が10%くらいでしょうか、すると残り65%ですから下流が多すぎる感じです。上流を18.6%、下流を18.7%、残り63%を中流世帯ととすると
その貯蓄額は上流4000万円以上、中流400~4000万円、下流400万円以下ですがいかがでしょう。
貯蓄1200~2500万円の高齢者世帯が19%ですからこの辺りが中の中ですが、生活費は少し絞らなければいけないようです。
一方、夫婦二人世帯の平均厚生年金は22万円、そしてそこそこの生活には平均支出27万円のようですから差額月の不足額は5万円です。1年で60万円、30年では1800万円になります。さらに車の買い替えや家の修繕も必要で、65歳で3000万円は欲しいと言う説も納得できます。
実際には、多くの家庭で自身の貯金との開きが2000万円以上あり、不安を抱える理由になっています。
郊外の家を2世帯住宅に改装し、孫の面倒を見る。息子・娘夫婦はしっかり二人で働く。サザエさんは専業主婦ですが、3世代生活でまだ、まだ働く波平さんを見習いたいものです。
2017年3月11日